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オンライン診療の始め方

こんにちは、株式会社メドレーの豊田です。
前回「オンライン診療とは」というコラムで、オンライン診療とはどういうものなのか、このコロナ禍においてどのような人が利用できるのか、ということをお伝えしました。本日は、実際にオンライン診療を利用するにはどうしたらよいのか、詳しくお話をしようと思います。

オンライン診療の利用パターン

このコロナ禍におけるオンライン診療の利用は、大きく2つのパターンに分けられます。1つ目は、新しく(または久しぶりに)出てきた体調不良や症状について、初めて(または久しぶり)の医療機関を受診する場合。2つ目は、すでに医療機関に定期的に通院している場合です。

まず、1つ目についてです。もともと「初診」でのオンライン診療は、日本の保険診療では使えなかったのですが、4月からコロナ対策として初診でもオンライン診療を使うことが可能となりました。これにより、「お医者さんに診て欲しいな」と思う人はみなさん、オンライン診療を使うことができます。

次に、2つ目についてです。定期的に通院している方の多くは、オンライン診療と非常に相性が良いです。生活習慣病、喘息、頭痛、花粉症などのアレルギー、月経困難症など、このコラムをお読みの方にも当てはまる方がいらっしゃるのではないでしょうか。毎回検査などをするわけではなく、処方でも同じお薬が出る通院は実際にあり、このような通院を一部オンラインに置き換えるのです。

初診でも自宅で待ち時間なく処方箋の送付も

実際に4月にあった話です。私の友人で、背中に「ぶつぶつ」ができて痒いといっている人がいました。以前からたまに出ていたそうなのですが、引っ越し等もあり、特にかかりつけの医療機関がない状況とのことだったので、「オンライン診療で初診から見てもらえるから、CLINICSで家の近くの皮膚科を探してみたら?」と何の気もなしにアドバイスを送りました。
すると、後日実際にCLINICSを使ってオンライン診療を受け、待ち時間もなく、自宅でスマートフォンのビデオ通話を使って診察をしてくれて、処方箋まで送ってもらえるというその便利さに大変に驚いたようで、私にわざわざ感謝のメッセージを送ってくれました。これまでオンライン診療を実際に体験したことのなかった人からすると大きな驚きのようですし、嬉しい感想を送ってもらえて、改めてオンライン診療が役に立ってよかったなあと感じた一幕がありました。

セカンドオピニオンという使い方

また、ちょっと変わった使い方に「オンラインセカンドオピニオン」という使い方もあります。セカンドオピニオンとは、患者さんやそのご家族が納得して治療法を選択できるよう、主治医以外にも話を聞いてみることをいいます。欧米では当然のように行われ、日本では「なんとなく主治医の先生に申し訳ない」といった日本人らしい遠慮があるものの、近年がん領域などを中心に広がっています。そして、このセカンドオピニオンはオンライン診療と非常に相性が良いのです。まず、セカンドオピニオンを受ける病院では基本的に検査をすることはなく、主治医が提供する検査データ等を元に意見(オピニオン)を述べるため、実際に来院する必要がありません。さらに、セカンドオピニオンを受ける際、患者さんがご家族と共に遠方から来ることも少なくないため、患者さんの時間的、経済的負担が大きいことが理由にあげられます。
実際に、東北大学病院や東京大学病院など、全国の大学病院や総合病院でオンラインセカンドオピニオンが徐々に広がっています。本来ならばセカンドオピニオンを受けるような状況にならないほうがもちろん良いですが、いざというときのために、オンラインセカンドオピニオンという手段があることを知っておくことは、患者さんとご家族が納得した意思決定を行うためにとても重要ですので、ぜひ覚えていてください。(「オンラインセカンドオピニオン」と検索すれば対応医療機関が出てきますし、こちらからも探すことができます。)

このように、様々な利用ができるオンライン診療ですが、使い方は難しいものではありません。スマホやタブレットにアプリをダウンロードしてアカウント登録を行えば、すぐにでも予約が可能となります。また、厚生労働省の調査によると、オンライン診療を受けたことがない患者さんのうち「できるだけオンライン診療を受けたい」と回答する患者さんは5%にすぎませんが、オンライン診療を一度でも受けたことがある患者さんに聞くと、その割合は半数以上となります。(令和元年11月15日中医協資料「かかりつけ医機能等の外来医療に係る評価等に関する実施状況調査(その2)報告書(案)」より)

これまでオンライン診療を身近に感じていなかった方も多いと思いますが、もし医療機関にかかる際には、「オンライン診療」をぜひ検討してみてください。

筆者紹介
東北大学特任教授/
株式会社メドレー取締役

豊田剛一郎(医師)

東京大学医学部卒業。
日米での病院勤務を経て現職。
株式会社メドレーでは医師たちがつくるオンライン医療事典「MEDLEY」、オンライン診療システム「CLINICS」などを提供。

上記コンテンツの出典:株式会社メドレー(https://clinics.medley.life/)
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