「消化のよいもの」とはどんな食事ですか?
「消化のよいものを食べましょう」とよく耳にしますが、「消化のよいもの」とはどのような食事のことでしょうか。
今回は、「消化によい」をキーワードに、食材選びのポイントや食事作りの工夫をお伝えします。

「消化のよいもの」とは
消化にかかる時間が短い食事のこと
消化のよい食事をとるために、知っておきたいポイントをご紹介します。
① 食物繊維が多い食材は控えめに
「食物繊維」はおなかの調子を整える印象が強いですが、一方で消化に時間がかかるため、胃腸への負担があると言われています。不調のときは食物繊維が多く含まれる食材は控えめにしましょう。
◯ 食物繊維少なめ
豆腐、かぼちゃ、にんじん、白菜、りんご など
△ 食物繊維多め
ゴボウ、れんこん、納豆、きのこ類、海藻類、こんにゃく など
食物繊維が少なめであっても、食材は加熱するなど柔らかくしてから食べるようにしましょう。
② 油っぽい食事をとるのは、体調が回復してからに
たとえば、脂がのったバラ肉やサーロイン。スタミナがつきそうで食欲をそそりますが、脂肪の割合が高く消化に時間がかかるため、胃腸が弱っているときは避けたほうが無難です。
お肉を食べるなら脂肪が少ない部位(鶏ささ身など)を選んでみてください。
揚げものや炒めもの、こってりとした洋風料理などの油をたっぷり使っている食事も消化に時間がかかります。体調が回復してからの楽しみにしておきましょう。
③ 刺激の少ないものがベター
辛いものや塩分量が多いもの、酸味や甘みが強いものは、消化の際に胃の粘膜を刺激します。不調のときは控えましょう。
また、アルコールや炭酸飲料、カフェイン類なども刺激が強いとされているので、体調を見ながらとるようにしましょう。
④ やわらかくする調理で消化の手助けを
食材選びだけではなく、調理時のちょっとした工夫も大切です。
「煮込む」「蒸す」工程に少し時間をかけることで、食材は一段とやわらかくなります。
細かく刻んだりすりおろしたりすることも、消化を手助けします。
よく噛んでゆっくりと。
食事時間も大切
唾液には消化酵素が含まれているので、「よく噛むこと」も消化を助けることができます。
そして、食事をとる「時間」も重要です。
夜遅い時間に食事をとると、からだを休めるはずの寝ている間も胃に食べ物がある状態が続き、胃腸への負担がかかります。
睡眠の質が低下するとともに、翌日の体調や食欲にも影響が出てしまいます。食事をとる時間は一定に保ち、遅い時間の食事は控えるようにしましょう。
在宅勤務や外出自粛などにより、疲れやストレスがたまっていたり、食欲が落ちて不調を感じたり、食事の悩みを抱えている方も多いかもしれません。
「消化がよい」「胃腸をきづかう」を意識したときには、食材や調理だけではなく、食べ方や食事をする時間を工夫することも一つの対応策。参考にしてみてくださいね。