熱中症に気をつけましょう

暑くなり、熱中症が気になる時期がやってきました。
熱中症は炎天下での作業や運動だけではなく、からだが暑さに慣れていないときや室内でも起こります。時差出勤や在宅勤務などのワークスタイルの変化も重なり、暑さにからだがついていけないことも。
熱中症の予防について、感染症予防を続ける今にあわせたポイントもご紹介します。
水分はこまめに摂取
人間は、1日に2.5リットルの水が必要と言われています。
一方、尿や便、呼吸や汗から2.5リットルの水分を日々排出しています。
私たちのからだの60%は水分であり、その水分のうち5%を失うと脱水症や熱中症などの症状が出ると言われています。夏は発汗量が多くなり水分排出量が増えるので、意識して水分をとる必要があります。
※「健康のため水を飲もう推進委員会」(厚生労働省公表)より
また、入浴中や就寝中はたくさん汗をかくので水分が不足しがちに。入浴後、起床時は水を忘れずに飲むようにしましょう。
実は、汗をかいたときは水分だけではなくナトリウムも排出されています。水分をとるときは、麦茶などのナトリウムを含む飲み物を飲むといいでしょう。炎天下での作業や運動など、汗を大量にかくときは、ナトリウムと糖質を含む経口補水液などもとり入れましょう。
食事ではたんぱく質やビタミンを意識して
暑い日が続くと、食欲が落ち、麺類や冷たいものなど食べやすい食事に偏りがちです。バランスよく食べることは、体調を整え熱中症予防のために大切なこと。3食きちんと食べるようにしましょう。
夏バテの対策として、ビタミンB1やビタミンB2、クエン酸、アリシンなどを意識することもおすすめです。
ビタミンB1は、うなぎや豚肉、レバー、玄米ご飯、大豆、ほうれん草などに含まれています。ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える際に不可欠な補酵素として知られていて、にんにくなどに含まれるアリシンはビタミンB1と結合するとからだへの吸収率が高まると言われています。
ビタミンB2は糖質、脂質、たんぱく質を分解して効率よくエネルギーに変えるときの補酵素で、牛乳や卵、落花生などに含まれます。たんぱく質の食品を食べるときは、ビタミンB2も意識してあわせてとるとよいでしょう。
クエン酸は疲労物質である乳酸を分解し、からだの外に排出する働きがあります。梅干しやレモン、オレンジなどに含まれます。アリシンは、ビタミンB1を吸収しやすくし効果を持続させる働きがあります。特有の香りがあり、にんにくや玉ねぎ、にらに含まれます。
これらの食材を料理に活用し、おいしく食べて夏バテを予防しましょう。
新しい生活様式のなかでの予防とは?
マスクの着用や身体的距離の確保、手洗い、3密を避けるなど、今年の夏は「新しい生活様式」における熱中症の予防が求められます。
こまめな水分補給や、食事での健康管理のほかにもポイントがあります。
感染症予防のために換気が大切ですが、部屋の温度が高くなりすぎないようにエアコンの温度設定をこまめにしましょう。暑い日・暑い時間帯での移動や外出は無理をしないようにしましょう。
気温や湿度の高いなかでのマスクの着用は、息苦しくなるので気をつけて。運動や激しい作業をするときなどは、周囲の人との距離をとったうえで適宜マスクをはずして休憩するなど、からだに負担をかけない方法を選びましょう。
適度な運動や規則正しい生活を、日ごろから自分の体調・健康をチェックするなど、健康づくりを日々続けていきましょう。
※「令和2年度の熱中症予防行動」環境省・厚生労働省