食べる順番を気にしたことはありますか?

食事をするとき、みなさんはどのように食べているでしょうか。
忙しいときなど、いつもより早く食べたりしていませんか?
また、ラーメンや丼ものなど炭水化物が多い食事になっていたり、好きなものから食べていたり、食べ方はさまざまです。
この食事の摂り方、実は健康のために大切です。
食物繊維が豊富な食品をまず先に食べましょう
「血糖値」という言葉を聞いたことがある方は多いかもしれません。
私たちは食事で、ごはんやパン、くだものなどの糖質(炭水化物)を摂っていますが、これが体内でブドウ糖となり、日々のエネルギーとして使われます。このときに血液中にどれくらいブドウ糖が含まれるかを示すのが血糖値。食後は血糖値が高くなり、健康な人はやがて正常に戻ります。
この血糖値は正常に保つことが大切で、食べる「順番」が関係しています。
おすすめの食べ方は、食物繊維をふくむ食材や料理を先にたべること。
食後の血糖値の急な上昇を抑えることができ、減量にも関係しています。
日本人の食物繊維の摂取量が減少中。1日20g摂るための工夫
重要だとわかっていても、どれだけ自分が食物繊維をとれているかは分かりにくいもの。実は、日本人の食物繊維摂取量は、1950年では1日20gを超えていましたが、食生活の欧米化や穀類・いも類・豆類の摂取量の減少にともない、食物繊維の摂取量は今、減少しています。
<参考>e-ヘルスネット(厚生労働省)「食物繊維の必要性と健康」より
食物繊維を毎日しっかり摂り続けるためには、食品選びがポイントです。
主食の食品を麦ごはんなどの食物繊維の多い食品に代えてみる、緑黄色野菜やきのこ、海藻類を意識して食べる、おやつに食物繊維の多い食品を選ぶなど、ちょっとした心がけで食物繊維が摂りやすくなります。
また、1日に、野菜類の小鉢を4〜5品(1食あたり1〜2品)を目標にすると、食物繊維20g前後を摂取しやすくなります。
<補足>日本人の食事摂取基準(2020年度版)より:男性(18〜64才)21g/日、女性(18〜64才)18g/日が目標量となっています。
炭水化物を食べるのは後半にまわしましょう
また、「炭水化物」を摂るタイミングも大切です。
野菜に限らず、肉や魚などの主菜を先に食べ、炭水化物はそのあとに食べましょう。例えば、お昼に定食を食べるとき、ごはんから手をつけず、副菜のサラダや酢の物、焼き魚などの主菜から食べて、ごはんは後に食べるということです。
ラーメンやチャーハンなど炭水化物が好きな方も多いですが、炭水化物は単品で食べるのではなく、野菜をいっしょに頼んで先に食べるなど、食べ方が工夫できるといいですね。
食事を大きく変えることなく、身近な食べ方の工夫で体調を維持していきましょう。