コラム

QOLism導入インタビュー PMGホールディングスさま~社員参加型の健康経営で一人ひとりの成長機会を促進~

熱量と目標が交差する、PMGホールディングスのベンチャースピリット

—PMGホールディングスはどのような社風の会社ですか?

社員一人ひとりがすごい真面目で熱量とパワーを持って仕事をするような会社です。自分はこういう人生を歩みたい、会社を通じてこうなりたいなど、意思をもって動く社員が集まっています。社員の声がきっかけになって実現していく事業が多く、企画もボトムアップで生まれることが多いです。社長も社員と同じ目線でコミュニケーションを取るので役職の垣根を超えて議論も活発に行われます。

 

“体力自慢”からの転換点、社長の危機感と委員会設置が会社を変えた

—なぜ健康経営に取り組むことになったのでしょうか?

以前は体調が悪くても休まずに頑張ってしまう社員が多かったです。責任感と仕事への熱量から成せることでした。1日の中でどれだけ仕事のことを考えていたか、仕事にどれだけの時間と体力を注いだかを意識するような環境になっていたのです。
そんな中、社長自身が睡眠不足で体調を崩してしまうことがありました。誰よりも率先して仕事をするタイプだと社内でも認識されていたので衝撃が走りました。
当社は専門知識に加えてお客様への提案力や信頼構築力など「人の力」が価値の源泉になります。今は20代・30代の社員が多いですが、多少の無理が無意識に蓄積されることで将来的に会社存続にも影響が出るのでは?と危機感が生まれたのが、健康経営に本格的に取り組み始めたきっかけです。

その際に社長自ら、”どれだけ志が高くても、どれだけ努力しても健康を失えば何もできない”と全社員に社内SNSを活用してメッセージを送っています。
こういった社長の考えがあり、2024年末に会社内に複数ある委員会の一つとして“健康経営委員会”が新たに設置されました。ここで委員長に任命されましたが当時は健康経営について右も左もわからなかったこともあり、健康に興味がありそうな社員、逆に悩みを抱えていそうな社員に声をかけて、8名体制で会社全体で健康経営に取り組む体制を整えてスタートしています。

 

社員のリアルな声が施策を動かす、委員会主導の健康経営

—健康経営委員会ではどのような取り組みを始めたのでしょうか?

まず全社員向けにアンケートを実施しました。普段は体力自慢をしている社員も、『ジムに関する福利厚生がほしい』『睡眠が足りない』『食事がコンビニばかりで添加物を摂りすぎていないか。このままで大丈夫なのか不安』など、意外と内面では健康への悩みを抱えていることが分かりました。個別アンケートで今まで見えなかった課題が浮き彫りになったので非常に良い取組だと感じています。アンケートを集計した結果、施策の優先順位を“睡眠”、”食事”、”運動”の3ジャンルに決定しています。他にも女性に関する健康等に関する要望がでましたが、まずはこの3つの項目をベースにしようと決定し、社内に酸素カプセルを設置するなど、全社員が体験できるような職場環境の整備からスタートしています。アンケートは半年ごとに今も実施し、社員の意識やニーズ変化の把握にも役立っています。

 

使いやすさと楽しさで健康習慣を定着!QOLismアプリ×チーム対抗ウォーキングイベントで社内が一つに

—QOLismアプリ導入の決め手はありますか?

ヘルスケアアプリの導入は健康経営を進める初期から検討していました。
ただし、委員会の中でも「アプリに全部を頼るのはやめよう」という温度感はありました。アプリを提供して「”食事・運動・睡眠”すべて管理できますよ。」と社員に一任しても誰もやらないよね。という話になりまして。アプリを活用したウォーキングイベントや運動イベントなど、リアルな施策と連動させて健康習慣の定着を図って行くのが当社らしいねと運用の方針が決定しました。
また20代・30代の社員が多いといいつつ社員の年齢層が幅広いこともあり、“使いやすさ”と“分かりやすさ”を重視したポイントの1つです。分かりづらいものだと1回開いて終わりという心配があったので、キャラクターが起用されていたり開いた画面ですぐに毎日の歩数が分かりやすいデザインが気に入ったのも導入を決めたきっかけです。
現在アプリは9割以上の社員が登録しております。リアルイベントでもあるウォーキングイベントがとても盛り上がるので自然にアプリを登録する一つの流れが出来上がるため、委員会からは自然体で登録を呼びかけています。元々ボトムアップで企画が進行する会社でもあるので、社員のことを思って会社が導入してくれたサービスはとてもありがたいと感じる社員が多いのだと思います。会社主導で推進しているアプリは積極的に活用しようという社風も後押ししているのかなと感じています。

—ウォーキングイベントはどのように運営しているのでしょうか?

 

ウォーキングイベントではチーム分けを工夫しています。部署の垣根を超えて社員が楽しめるよう、歩数の多い人たちが同じチームにならないように委員会側で前回イベント時の歩数をみながらチーム分けをしています。チームごとに社内SNSでグループを作り、各チームのリーダーには、「率先してグループチャットを盛り上げてほしい、メンバーがイベント開始から終了まで続けられているか確認してほしい」と伝えています。期間中はコミュニケーションも活発になりアプリのホーム画面のスクリーンショットをグループチャットで送りあったり、何をしたらこれだけ歩数が伸びた、休みの日はこれぐらい歩けそうなど社員同士が日々励まし合いながら取り組んでいます。

特にウォーキングイベントの結果は年に2回行われる会社のアワードの中で「健康経営賞」として表彰の対象にしています。アワードは半期に一度、各カテゴリで最も際立った成績を残した社員が表彰されるイベントです。金銭的なインセンティブ以上に、成績を残した社員の1人として全社員の前で表彰されるチャンスを狙いたいというモチベーションが働いてウォーキングイベントが活性化されています。
QOLismアプリとリアルイベントを連動させることで自然と社員一人一人の行動が変わるきっかけにもなり、社内カルチャーの醸成に大きな成果を上げています。

 

社員全員が参加するアワード風景。ウォーキングイベントの表彰も行われる

 

“健康”が共通言語に。行動が変わる、意識が変わる

—導入後、社員の皆様の健康意識や行動はどう変わりましたか?

ウォーキング以外でも食事や運動への意識が高まりました。外部講師を招いて食生活に関する研修を実施しましたが“添加物の表示の見方”や“魚中心のランチ”など具体的な行動が提示されたので日々の生活の見直しにつながったり、実際の社員同士の会話や行動にも変化が現れています。
QOLismアプリのポイントインセンティブ制度も導入しているため、ウォーキングイベントを実施していない時期でも毎日の活動で健康習慣の定着させたり、会社が開催する各種研修の参加意欲の向上・モチベーション維持に大きく貢献しています。

アプリとリアル施策の融合で、もっと“楽しい”健康経営へ

—今後、健康経営の推進にむけて挑戦してみたいことはありますか?

今後は、QOLismアプリの機能だけに頼るのではなく、アプリ外のリアルなサービスやイベントと組み合わせて、社員がより楽しく・効果的に健康習慣を身につけられるように工夫していきたいと考えています。ウォーキングイベント以外にも富士山登山や運動会など、健康をテーマにしたイベントが次々と生まれているので“アプリだけ”でも“リアルだけ”でもなく、両方をうまく組み合わせて、会社全体で健康経営を推進させていくことが今後の目標です。

 

 

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