QOLism導入インタビュー NSK株式会社さま~健康経営のSTEPに応じてアプリを入れ替え~

健康への“関心づくり”から“習慣化”へ、フェーズに合わせてアプリを見直す
—会社では健康経営をどのように位置づけ、なぜQOLismへの切り替えを検討されたのでしょうか?
当社では健康経営を単なる福利厚生施策ではなく、人事課題の解決や会社の魅力発信にもつながる重要な取り組みとして位置づけています。社員が健康で働き続けられることは、会社の土台を支えるものだと考えています。
以前から健康アプリは活用していました。導入当初はコロナ禍で人が集まりにくい中でも社員に健康へ関心を持ってもらい、ウォーキングイベントという形で気軽に健康活動へ取り組んでもらうことが目的でした。数年利用する中で、「健康への関心づくり」というミッションは一定程度達成できたと感じています。

NIPPON ITチャリティ駅伝参加の様子
一方で次のステップとして見えてきたのが、睡眠や食事、日々の運動など、生活習慣そのものを改善し継続してもらうことです。健康経営推進のフェーズが変わったことに合わせて、より日々の行動変容につなげやすいQOLismへの切り替えを検討しました。
単に新しい機能を追加することではなく、社員が無理なく健康行動を続けられる状態をつくることを中心に検討を重ねました。健康経営の取り組みが単発の情報発信やイベントで終わりがちにならないようにする。だからこそ、日常的にアプリを開くきっかけや、睡眠・食事・歩数を振り返るきっかけをつくれることに価値を感じました。QOLismは、これまで築いてきた健康への関心を、次の「行動改善」へつなげるための接点として期待しています。
睡眠・食事まで踏み込み、日々の行動改善につなげられることが魅力に
—QOLism導入の決め手になったポイントを教えてください。
睡眠や食事といった、日々の生活習慣に踏み込める点です。健康セミナー後に収集する社員アンケートや、日々の相談対応を通じて、睡眠や食事に関する課題感は以前からありました。たとえば、眠れない、忙しくて食事が十分に取れていない、食にあまり関心が向いていないといった声や状況が見えていました。
一方で、睡眠や食事は、セミナーで知識を伝えるだけでは実際の行動改善までつなげることが難しい領域でもあります。講義として情報を届けることはできても、日々の生活の中で「やってみよう」「続けてみよう」と思ってもらうには、継続的な接点が必要だと感じていました。
QOLismは、こうした生活習慣改善の入口として活用できる点に可能性を感じました。導入の決め手は、機能の幅だけではありません。社員が日常的に使うものだからこそ、見た目や操作感の分かりやすさ、担当者が社内に説明しやすいことも重要でした。トライアルで実際に触れた際にも、画面や導線が分かりやすく、社員にも使ってもらいやすそうだと感じました。
睡眠や食事のように、個人の生活に近いテーマは、会社から一方的に指示するだけでは行動に移りにくいものです。アプリを通じて自分の状態に気づき、必要な情報や行動につながれることが、健康習慣を無理なく継続するうえで有効だと感じています。
説明会とサポートで不安を軽減。スムーズな移行を実現
—切り替えは、どのように進められましたか?
移行にあたっては、社員が混乱したり、操作に戸惑うなどもなく比較的スムーズに進んだと感じています。
その理由の一つは、説明会や不明点へのサポートがあったことです。導入前後に確認したいことが出てきた際にも、迅速に対応していただけたため、社内案内や切り替え準備を進めやすかったです。また、以前から健康アプリを利用していたこともあり、社員側にもアプリを使うことへの抵抗感は大きくなかったと思います。
QOLismは、画面の見やすさや操作の分かりやすさという点でも、社員に案内しやすい印象がありました。機能の違いを説明するだけでなく、「なぜ切り替えるのか」「今後はどのように活用してほしいのか」を伝えることが大切です。今回も、健康への関心づくりから、生活習慣の改善・継続へ進めたいというメッセージを社内に伝えることで、導入後の利用につなげやすくなったと感じています。
すでに別のアプリを使っていたからこそ、「何が変わるのか」「なぜ変えるのか」が伝わらないと、利用が止まってしまう可能性があります。そのため、社内ではQOLismを単なる代替アプリではなく、睡眠・食事・運動を含めて、健康習慣をもう一段深めるためのツールとして案内することを意識しました。導入時のサポートがあったことで、担当者側も安心して切り替えを進めることができました。
イントラサイト・かわら版・歩数ランキングで、健康情報に触れる機会をつくる
—導入後、社員に使い続けてもらうためにどのような工夫をされていますか?
現在は、社内イントラサイトを中心に、QOLism関連のイベント情報や健康情報を発信しています。QOLeadから提供いただく「かわら版」も活用しており、社員が健康に関する情報へ定期的に触れられるようにしています。
工夫しているのは、情報を一度にまとめて出しすぎないことです。かわら版は、全テーマを一括で掲載するのではなく、毎月1テーマずつ連載のように発信しています。社内には日々さまざまな情報が流れるため、一度出して終わりにすると埋もれてしまいがちです。だからこそ、少しずつ、継続的に目に入る形にしています。

かわら版イメージ
また、社員の歩数ランキングも毎月作成しイントラサイトに掲載しています。ニックネーム形式でもデータが見られるので、周りに配慮しつつ自分では状況を確認できるようにしています。自分がランキングのどのあたりにいるのか、他の人がどのくらい歩いているのかが見えることで、楽しみながら取り組むきっかけになればと考えています。
特に意識しているのは、社員に「使ってください」と一方的に呼びかけるのではなく、自然に目に入り、少し気になり、参加してみようと思える流れをつくることです。イントラサイト、かわら版、歩数ランキングといった複数の接点を組み合わせることで、健康情報に触れる頻度を高めています。歩数ランキングも、競争を強く煽るというより、自分の状況をゆるやかに確認できるコミュニケーション材料として活用しています。
アプリ単体で終わらせず、会議体と制度を組み合わせて行動につなげる
—安全衛生委員会や社内制度とはどのように連動されていますか?
社内イントラに掲載するだけでは、どうしても情報が埋もれてしまうことがあります。そのため、安全衛生委員会でもQOLismのイベントや健康セミナー、動画配信などについて告知しています。責任者層が参加する場で情報を伝え、そこから各部署へ展開してもらうことで、社内全体に情報が届きやすい状態をつくっています。
また、当社独自のNSKポイント制度とも健康活動を結びつけています。研修への参加や資格へのチャレンジなど、評価制度だけでは拾いきれない「会社として大切にしたい行動」をポイント化する制度の中で、健康活動も重要な項目として扱っています。
歩数ランキングの上位者にポイントを付与するなど、QOLismの利用や健康活動が社員のモチベーションにつながるように設計しています。アプリを入れてもらうだけではなく、安全衛生委員会での周知、イントラでの発信、ポイント制度との連動を組み合わせることで、社員が「参加してみよう」「続けてみよう」と思える接点を複数つくることを意識しています。
このように、QOLismを単独のアプリ施策として扱うのではなく、既存の会議体や社内制度と重ねて運用している点が特徴です。健康経営は担当部署だけで進めると、どうしても一部の取り組みに見えてしまいます。安全衛生委員会を通じて責任者層を巻き込み、ポイント制度とも連動させることで、会社として健康行動を後押ししていることが伝わりやすくなります。社員にとっても、日々の行動が制度や評価外の称賛につながることで、継続する理由を持ちやすくなると考えています。
データを見ながら施策を磨き、健康経営を採用・定着・組織活性化へつなげる
—今後、QOLismをどのように活用していきたいですか?
導入からまだ期間が長いわけではないため、効果データの取得や活用方法は今後のテーマです。今後はQOLismのデータを見ながら、どのような施策が社員の行動につながっているのか、どの情報発信やイベントが継続利用につながっているのかを振り返り、次の施策設計に活かしていきたいと思います。
たとえば、どの時期に利用が伸びるのか、どのテーマに反応があるのか、イベントと情報発信をどう組み合わせると参加が続きやすいのかを見ていくことで、より社員に合った健康施策を検討できると考えています。健康経営を外部に向けた発信にもつなげながら、社員が健康を自分ごととして捉えられる機会を増やしていきたいです。
健康経営は、認定取得だけで終わるものではありません。社員が健康であることは、仕事にも日常生活にも欠かせないものですし、健康に関する取り組みを外部に発信していくことは、会社の認知度向上や採用、社員のモチベーションにもつながると考えています。健康を後回しにせず、日々の中で自然に意識できるようにする。そのための接点の一つとしてQOLismを活用しながら、社員の健康行動を支える取り組みを続けていきたいと感じています。
